会社を辞めたいと思う前に
会社がとてもつらいときは
「会社なんてやめたっていい」
と腹をくくることを今までの回で勧めてきました。
でも会社を実際に辞めるとき、また辞めるまでは至らないとき、仕事上の悩みはケースごとにいろいろあります。
私自身も仕事で悩み、耐えきれなくなって退社を経て転職、また転職先でもやめようと決意して独立のため某企業とフランチャイズ契約、このときは信じられないことが起こったので会社にとどまり、その後に執行役員になるという本当にいろいろなことを経験してきました。
その経験の中で感じたことを書いていきたいと思います。私見ですから立派なものではありません。むしろ私の経験を基に話していくので今まであなたが聞かれたり読まれたりした教科書的なものとは真逆かもしれません。
ただこのブログは会社で凹んでいる人を応援するブログなので本音を書いて、あなたの気持ちに刺さることを目的にしています。少しでも気が楽になれば幸いです。
反省するということ
上司から叱責されることは会社員なら誰にもあることです。自分の日頃の実務や提出したレポートについてダメ出しをだされることはショックですよね。
ここで私はキッパリと言い切りたいことがあります。
反省しすぎてはいけない!
「やっぱり私はダメなんだ。」
とか
「自分はいいと思ったけど考え違いをしてしまった。経験が浅いからまだ半人前なんだ。」
とか必要以上に反省しすぎないことが大切です。
反省をすることと自分自身を攻撃することは違います。謙虚であるあまり他人から言われたことを鵜呑みにして自己否定に走ることはやめましょう。自分を守り立てるのは他でもない自分自身です。
上司が言うことのほうが間違っていることもあります、というより頻繁にあります。
実際に私は今まで上司が部下に叱責する内容を見聞してあきれたことが多くあります。これは叱責されている人ではなくて叱責している上司に対してです。
こんな上司のいうことはきかなくていい
例を挙げましょう。
- 上司のほうが経験が浅く現実を知らないのに、聞きかじっただけの浅い知識を振りかざして部下を叱責する。
- 自分の成功体験を過大に評価、あるいは自分のアイデンティティーを守るため、新たな方法にチャレンジしようとする部下の行動を批判しストップをかける。
- 単に自分がマウントをとりたいがために必要以上に部下に厳しくあたる。
こういう上司には何を言われても気にする必要はありません。
ただこういう上司のやっかいなところは理論武装に長けているひとが多いことです。ですから叱責されている部下にとっては持論が正しいと確信がもてず、自分が間違っているから怒られているのだという誤解をしてしまうことがあるのです。
反省はしすぎてはいけません。明らかに上司がまちがっていると思うときは反省自体が必要ありません。自分で自分自身を守り立ててあげてください。
反省のしかた
では上司の叱責が正当なときはどうするかです。
上司の叱責内容が正しいときも当然ありますし、必要なときに部下に叱責できない上司は上司の資格がありません。
ただ全面的に叱責を受け入れて凹む必要はありません。上司に注意を受けたらそのエッセンスだけを受け取り、叱責されたときの感情の乱れはすぐ忘れるべきです。
いい上司はあなたを伸ばそうとして注意します。そのためにはきちんと理由と伝え、あなたの修正すべき点を丁寧に教えてくれるはずです。そしてあとに傷になるようなこともしません。それを何かにつけガミガミと怒鳴るだけの上司の場合は言ってることをまともに受けずにスルーしたほうが賢明です。
反省は大切です。
でも反省しすぎは禁物です。
そしてダメ上司からの叱責は反省せずにスルーしましょう。
私はこの記事を書く際、関係性をわかりやすくするため上司と部下という呼称を使いましたが、よい上司は部下のことを「自分の下で指示に従う者」と定義つけず「仲間」という概念で接します。あなたの上司はどうでしょうか。
単に上司だからという理由だけで、常に従わなければいけないと思う必要はありません。あなたも上司を正しく〔評価〕したほうがいいと思います。
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