あなたは仕事はいやだけど、そのなかで楽しさを探して好きになろうとか、嫌いな上司や先輩のいいところだけを見て好きになろうとしたことはありませんか。あなたがもし実践していたら本当にごめんなさい・・その努力はしないほうがいいです。その理由と対策を今回は述べていきます。
会社で気持ちのムリは禁物
まずお断りしておくべきことは、タイトルの「嫌いを好きになる努力はしなくていい」というのはあくまでも会社においてです。
なぜ会社限定なのか?
それは・・
会社は人生の大半を過ごす場所だからです。
たとえば学生時代のクラブやサークル活動であれば数年間で終わります。またご近所付き合いなら頻度は高くないので合わせることができます。しかし会社は生活とイコールといっていいほど関係の深いものです。会社が苦しい場所であれば人生そのものが苦しくなるリスクもあるのです。
思い切ってステージを変える
自分の体験で恐縮ですが、私も以前の記事で書いたように最初に入った会社の仕事が好きになれませんでした。それなりの地位に恵まれたこともあってこの会社でなんとか頑張ろうと粘っても、なにか障害が発生するとすぐにモチベーションが下がるのです。会社のよいところを探し、自身のマイナス感情に埋めていくという作業を繰り返しても好きになれませんでした。
これは会社が悪いのではなく私の最初の選択が間違っていたのです。
そして私は、モヤモヤしたままでは自分にも会社にも良くないと結論づけ思いきって転職しました。
全てをオールクリアしたときの爽快感は今でも覚えています。
「嫌い」なことは「好き」になれない
転職の是非について悩みはしましたが、この体験から次のようなことを悟りました。
- 好きではない仕事をむりやり好きになろうとしても心の負担が重くなる。
- 気乗りのしない仕事を好きになる「劇的な転換点」が訪れることを期待してもくることはない。
- 思い切って自分のいるステージを変えてみたら勝手にモチベーションが上がる。
- 結局、人生の大半を過ごす会社では自分に合っている仕事をすることが一番の幸せである。
でも当然ですが、会社って簡単に辞められませんよね。そもそも簡単に辞められるなら悩みもしないですよね。
では思い切って会社を辞めるにはどうすればよいでしょうか。これについては過去の記事で詳細に綴っていますのでお読みいただければ幸いです。
(ブログの早い回のほとんどの記事は、会社を辞めることのみについて語っています。)
会社を辞められないとき
しかし会社を辞めようと思ってもどうしてもやめられないというケースもあり得ます。そのときはどうすればよいでしょうか。
その場合はつぎのようなことを試してみてはいかがでしょうか。
- 部署の異動願いをだす、そしてリフレッシュした気分で新しい業務にチャレンジする。
- 同じ部署であれば内勤と外勤を交代する、あるいは業務ローテーションを願い出る。
このようなことを自分から願い出るのに躊躇するときは、気心の知れた先輩に事情を話し上司にとりなしを依頼するとスムーズにいく確率が高まります。
「嫌いな人」も「好き」になれない
また人間関係であなたが悩んでいたらイヤな人を好きになる努力はしないほうがいいです。
人のいいところだけを見てうまくやりなさいというアドバイスはよく聞きます。しかしこれをすると確実に疲れます。
またあなたに相手の理不尽なところに目をつむり、いいところだけ認めるという義務はありません。
嫌いな人がいるときは、その人を自分の意識のなかの主人公にすることをせず、コミュニケーションの際も適当に受け流しておけば一番楽です。
ただ憎んだり、無理矢理その人の性格を変えようとすることは一番お勧めできません。あなたがイヤな人に向けてそんな時間と労力を使うのはムダです。
「嫌いな人」 といつまでも一緒にいることはない
人間関係は仕事が向いていないことよりは解決しやすいと思います。
その人と顔を合わせないようになれば全面的に解決できます。ただあの人と一緒はイヤですとは言いにくいと思います。
こういうときも信頼できる先輩からうまく上司にとりなしてもらうと、人事異動の際の材料にしてもらえることが多いです。




まとめ
基本的な考えとして、イヤなことを好きになる努力はどこかに自分自身へのごまかしや妥協が入ります。自分の気持ちはそのまま受け止めておいて、そのうえで出来ることをしていくほうがメンタルを保てます。
「嫌い」を「好き」になる努力をするよりも 「好き」 だけにフォーカスを当て、自分の環境をできる限り 「好き」 で埋めるようにしていけば人生も豊かになりますよ。
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