会社で悩んでいる人のありがちな特徴
私は長い会社員生活のなかで自身の転職を含めていろいろな経験をしてきましたが、会社のことで相談を受けたなかで、悩んでいるひとは
「現状は変えられない」
という強い思い込みを持ったひとが多い気がします。
会社が苦しいということについても
「辞めたくても辞められない」
という決めつけがあり、ここが常にスタート地点になるので話が堂々巡りになりがちです。
しかし本当に辞められないのでしょうか。
もし辞めたら・・
もし辞めてしまったら・・のシミュレーションをしてみましょう。
例えば
その他にも会社を辞めるのにネガティブなことを探せばいくらでもあります。でもネガティブ面ばかりみていると無意識のうちに会社は辞められないと決めつけてしまい、極めて狭い世界のなかで身動きがとれなくなってしまうのです。ですから上にあげたように辞められないという「決めつけ」を外して、視点を変えてみるのも必要です。
「決めつけ」たままでいい?
それから「決めつけ」によって現状打開を諦めることは、これ以上考えなくてよいからある意味で楽なことでもあるのです。
そこでもう一度、あなた自身に聞いてみてください。
「いま苦しんでいるこの状態が続いても耐えていける?」
苦しみが一時的なものならやり過ごすのもいいでしょう。時が解決してくれることもあります。しかし以前書いた解決できない問題なら苦しみが続くことになります。
そこから避難するには決めつけを捨てることです。鎖につながれているような幻想は捨てることです。
会社を辞められないという「決めつけ」があると常にその決めつけの範囲内でしかものごとが動きません。
「決めつけ」たことで、スタート地点がすでに行き止まりの壁を目指していますから、結果もおのずから予想できてしまいます。そうすると結局問題は解決できない、じっと耐えることしかできないという心境になり心を病んでいくということにもなりかねません。
だから「決めつけ」を捨てて、なにか行動を起こしてみましょう。
転職サイトに登録してみることでも独立するための方法を探ってみることでもいいのです。
たとえ結果が伴わなくても、一見環境がなにも変わらなくても、今までのどうにもならないという閉塞感に向かっていたベクトルは必ず向きを変えます。
そうすると「決めつけ」故に見えていなかったものが視界に入り始め、会社を辞めるという解決策のほかにいい方法がでてくることも往々にしてあります。
なにごともまず「決めつけ」を捨ててみましょう。
結果は気にしない
そして行動してみたあとのことも書き足します。
結論から言うと、行動自体が成功しなくても変わらない自分自身を許すことです。
私自身も偉そうに言ってますが転職を決意したはいいものの4~5社の面接を受けても、ここだいう決め手を欠き転職に向けた活動を一旦中断しました。
しかし私は幸か不幸か会社に強い行き詰まりを感じていたため、中断はしても転職するという姿勢はキープできました。
もしこの行き詰まり感がさほど強くなければ
「あぁ、やっぱり会社を辞めるなんて簡単じゃないんだ。」
とすぐに「決めつけ」て転職をあきらめたかもしれません。
またこの活動の中断期間にも情報収集をしてモチベーションを落とさずにいられたのは、
「そんなにすぐに見つかるわけがない。べつに期限が決まってるわけじゃないからどっかでチャンスを見つければいいや。」
とゆるゆるで自分を許す努力をしていたからです。
自分を許す努力とは変な言い回しですが、つらい毎日が続きひかりが見えないときは
「やっぱりなにをやってもムダなんだ」
と自分で自分を追い詰めていくリスクがあります。
だからとにかく
「○○だから△△できない」、この場合なら「いい転職先がないから会社を辞めることができない」という「決めつけ」をしないことが大切です。
会社なんてやめたっていい
決めつけを捨てて、一度こう思うと行動するモチベーションがでてきます。
そして結果的に何も成就しなくても、会社を辞めずにいる自分を許す。
何も変わっていないようですが、行動したという履歴は残ります。これだけでも一旦「決めつけ」を手放したことになり、思わぬところから現実が変わり始めることはよくあります。
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